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Gentoo Linux(6年くらい)とFreeBSD(1年くらい)とOpenBSD(新参者)を使う日々。


IHANet BGP peering overview

フレッツ・スポットにLinuxで接続する (wpa_supplicant + ppp + pppoe)

Posted on Sat Aug 07 17:27:33 +0900 2010 by nabeken

先月、NTTがフレッツサービスの利用者向けに公衆無線LANサービスであるフレッツ・スポットの月額料金値下げを行ないました。月210円で使用できるためさっそく申し込みました。 PPPoEを使うものでLinuxで動く勝算はありましたが、実際にやってみたので記します。

学生のころはイーモバイルを使用し、どこでもMacBook + Bluetoothで接続していました。 社会人になってからは平日使うことがなくなったため解約したのですが、いざ休日に外出するとネットができずなんとも悲しいことになっていました。 wireless gateも使用中でしたが、マクドナルド以外は実のところあまり魅力がなく、かつ休日のマクドナルドは……。 そういえば、ルノアールでも使えます。なお、BBモバイルポイントのみの契約ではソフトバンクのWiFiスポットは使えません(FONのユーザなら使える)。

ともかく、そんなところに冒頭の値下げのニュースがきたのでした。

フレッツ・スポットのよいところ

  • スターバックスで使える!
  • ついったらー御用達のリナカフェで使える! (あそこはイーモバが微妙に入らない && ホットスポット高い)
  • 地下鉄でも使える! (東京メトロなど)

月額210円でスタバで使えるとなるとワイヤレスゲートと組合せても月590円です。休日だけの利用ならこれでイーモバイルはほぼ不要でしょう。

PPPoE

フレッツ・スポットは既存のフレッツユーザが対象です。これはPPPoEする際の認証情報および払い出すIPアドレスのためです。 したがって、契約中のプロバイダがフレッツスポットに対応しているか確認が必要です。OCNは法人向けサービスでも使えました。

pppの設定は以下。認証情報は/etc/ppp/chap-secretsに予め記載しておきます。

# cat /etc/ppp/peers/OCN
noipdefault
usepeerdns
defaultroute

hide-password
lcp-echo-interval 10
lcp-echo-failure 3

#connect /bin/true
noauth
persist
mtu 1400

#noaccomp
#default-asyncmap
plugin rp-pppoe.so eth1
user "hoge@example.ocn.ne.jp"

rp-pppoe.so の引数は無線LANインターフェース名になります。特に特殊ではないです。あとはwpa_supplicant.conf。 wep_key0には紙面で通知されたWEPのキーを、priorityにはお好きな数字をどうぞ。

network={
	ssid="FLETS-SPOT"
	scan_ssid=1
	key_mgmt=NONE
	wep_key0="secret"
	wep_tx_keyidx=0
	priority=xx
}

FLETS-SPOTに繋がったらあとは /usr/sbin/pon OCN で繋がります。

問題点

  • PPPoEの際、認証情報が他人から読まれてしまうのでは…?

    • APに接続するには予め登録したMACアドレスで認証(または制限)されているので誰でも読めるわけではない?
    • ただ、セキュリティプランとして証明書を使った接続方式も用意されている (wpa_supplicantでも動くらしい)
  • iPhoneなどPPPoEが喋れない機器では使えない